SHINYの始まり
僕が家具の世界に入ったのは20代半ばの頃。
初めて働かせてもらったのは
沖縄県の宜野湾市にあるアンティークショップ。
その時は電動工具もろくに使えず
木工の知識も技術も皆無に近かった。
そして当時2階にあった工房に入った瞬間
とても感動したのを今でも鮮明に覚えている。
工房内に所狭しと並ぶ古い家具達。
扉や引き出しが外され
剥がれやキズを補修している最中の光景は
「かっこいい。。。」の一言。(笑)
振り返ってみると
子供の頃から好奇心旺盛で飽きっぽい僕が
この仕事をここまで続けることができたのは
「古い家具を直して蘇らせる」という
一期一会の出会いに溢れた仕事だったからだと思う。
そして気付けばアラフィフに差し掛かり
家具に限らず「古いモノ」の虜になっていた。
廃材と出会う

要領の悪すぎる僕が
ここまでやってこれたのは
まさに周りにいる人たちのおかげ。
尊敬する素敵な仲間に出会い
また様々なありがたいご縁で
今の場所に来ることができた。
そして「廃材」という
魅力あふれる素材に出会った。
廃材の可能性に没頭する日々

俗にいう「廃材」とは
そのままではゴミとして
その役目を終えていく存在。
でも古いモノが大好きな僕にとって
廃材は宝にしか見えなかった。
経年変化を尊重する「ラスティック」
ペイントで表現する「エイジング」
さらにはその奥に隠れている
綺麗に整った木肌。
その可能性をもっと探究したいと思った。
きっとステキに変身できる

僕はものづくりに
正解・不正解はないと常々思っている。
大事なのは一緒にいて楽しいかどうか。
心が軽く居れるかどうか。
廃材を眺めながら
どうすればステキなモノになるのかを
ずっと考えている。妄想している。
これからも続けられる限り
沖縄の廃材を模索しつづけ
「脇役から主役」へと変身する
自由なものづくりをしていきたい。
トクモトカズヒロ